「遺伝性腫瘍症候群の遺伝カウンセリング技法アップデート~複雑なケースへの対応」 日時 2025年11月15日(土)13:30~16:00 場所 島根大学医学部附属病院 だんだん ※ハイブリッド開催 参加者 53名 内容 遺伝性腫瘍症候群の現場では、医療の進歩とともに、遺伝カウンセリングに求められる知識や技法も進化しています。特に、検査対象の拡大(MGPTなど)や情報の不確実性(VUSなど)、そして家族内の関係性や心理的負担が複雑なケースにおいて、より高度なコミュニケーションスキルと意思決定支援能力が求められています。本セミナーでは、これらの背景をふまえた最新の遺伝カウンセリングに必要な知識を学ぶとともに複雑なケースの症例検討を通して、コミュニケーションや意思決定支援について考えました。 ①講演:「多様化する遺伝学的検査の選択と結果への対応」 桜橋渡辺未来医療病院 遺伝子診療センター/近畿大学病院 遺伝子診療部 臨床遺伝専門医/遺伝性腫瘍専門医 田村 和朗 先生 ②遺伝性腫瘍症候群に関する症例検討会 ③キャリア支援相談会
市民公開講座「-出雲で優しく学ぶ-遺伝とがん、そして命のこと」 日時 2025年10月12日(日)14:00~16:00 場所 大社文化プレイス うらら館 ごえんホール 参加者 59名 内容 「遺伝とがん」をテーマに、遺伝情報を知ることでがんの予防や早期発見につながることへの理解を広げる啓発イベントとして、誰もが気軽に参加できるやさしい語り口で、遺伝とがん、そして命の話をお届けしました。 また、地元ケーブルテレビを通じた映像放送を行うことでより多くの方に視聴いただき、地域にひらかれたがん予防活動、健康づくり活動、安心して暮らせる社会づくりをめざします。 ①講演:「遺伝とがんの関係性」 演者:埼玉県立がんセンター 臨床遺伝専門医 吉田 玲子 先生 ②体験談:「未来のために私が受けた遺伝学的検査」 演者:特定非営利活動法人クラヴィスアルクス 理事長 太宰 牧子 氏 解説:札幌医科大学医学部/カレス記念病院 臨床遺伝専門医 櫻井 晃洋 先生 岡山大学病院 認定遺伝カウンセラー 二川 摩周 先生 ③シンポジウム:「遺伝とがん、そして命のこと」 シンポジスト:特定非営利活動法人クラヴィスアルクス 理事長 太宰 牧子 氏 埼玉県立がんセンター 臨床遺伝専門医 吉田 玲子 先生 聖路加国際病院 認定遺伝カウンセラー 鈴木 美慧 氏 藤田医科大学 認定遺伝カウンセラー 加藤 芙美乃 氏 映画監督 錦織 良成 氏(出雲市民代表) コメンテーター:札幌医科大学医学部/カレス記念病院 臨床遺伝専門医 櫻井 晃洋 先生
「遺伝性腫瘍症候群の当事者に対するリハビリテーションの可能性」 日時 2025年10月10日(金)17:45~19:00 場所 島根大学医学部附属病院 だんだん ※ハイブリッド開催 参加者 57名 内容 がんの予防や身体機能、生活の質(QOL)の維持・向上を目指すリハビリテーションの役割等、運動腫瘍学の観点も含め最新の知見をお話しいただき、支援のあり方について共に考えました。 講演:「遺伝性腫瘍症候群の当事者に対するリハビリテーションの可能性」 京都大学医学部附属病院 臨床研究・研修部門 倫理支援部 特定助教 森 拓也 先生
「人工×自然の知能で思考の解像度を高める(遺伝性腫瘍症候群編)」 日時 2025年9月26日(金)17:45~19:00 場所 島根大学医学部附属病院 だんだん ※ハイブリッド開催 参加者 71名 内容 AIと聞くと「難しそう」「専門家のもの」と思われがちですが、今や医療者にとっても日常的に“使える”ツールとなりつつあります。遺伝性腫瘍症候群の分野におけるAIの具体的な活用例を紹介しながら、患者支援・教育・研究などの場面での「ちょっと賢いAIの使い方」を解説いただきました。 講演:「人工×自然の知能で思考の解像度を高める」 岡山大学 総合技術部教育支援技術課 技術専門職員 山下 範之 先生
「造血器腫瘍のがんゲノム医療」 日時 2025年9月19日(金)18:00~18:45 場所 島根大学医学部附属病院 だんだん ※ハイブリッド開催 参加者 74名 内容 国内初の造血器腫瘍遺伝子パネル検査「ヘムサイト」が2025年3月1日より保険適用となり、造血器腫瘍における個別化医療が進むと期待されているなかで、がんゲノム医療、造血器腫瘍における遺伝子パネル検査などについて学びました。 講演:「造血器腫瘍における新規がん遺伝子パネル検査の期待と課題」 岡山大学 学術研究院医歯薬学域 腫瘍医学講座教授・岡山大学病院 臨床腫瘍科 科長 遠西 大輔 先生
「遺伝性骨・軟部腫瘍患者に対する医療を知る~神経線維腫症1型を中心に~」 日時 2025年3月6日(木)18:00~18:45 場所 島根大学医学部附属病院 ゼブラ棟 多目的室1 ※ハイブリッド開催 参加者 15名 内容 講演:「遺伝性骨・軟部腫瘍患者に対する医療の実際」 岡山大学学術研究院 医歯薬学域 認定遺伝カウンセラー 二川 摩周 先生 最新の遺伝性骨・軟部腫瘍患者さんに対する医療や、神経線維腫症1型を中心にサーベイランスや長期フォローアップの基礎知識について学びました。 添付ファイル(ダウンロードしてご確認ください) 「遺伝性骨・軟部腫瘍患者に対する医療を知る」
『がん患者さんの対応・心理的な支援で悩んだこと』について一緒に考えよう 日時 2025年2月17日(月)17:45~19:00 場所 島根大学医学部附属病院 ゼブラ棟2階 だんだん ※ハイブリッド形式 参加者 103名 内容 講演:「がん患者さんの心理について考える」 島根大学医学部 精神医学講座 教授 稲垣 正俊 先生 がん医療においては治療選択が増え、心理・社会的背景を考慮した支援が重要な課題となっていることから、講演や事前に募集した医療現場における困った場面・悩んだ事例のQ&Aにより、患者さんの心理分析、傾聴や声掛けなどの対応についてご教示いただき、明日からの実践につなげるコミュニケーションと意思(志)決定支援について学びました。 添付ファイル(ダウンロードしてご確認ください) 『がん患者さんの対応・心理的な支援で悩んだこと』について一緒に考えよう
「遺伝・ゲノム医療も多職種連携がとても大事~CLS・がん相談員に聴く!!~」 日時 2025年2月4日(火)17:45~19:00 場所 Web開催 参加者 48名 内容 講演①「がん患児と親ががん闘病中の子どもへの支援 -Shall we multidisciplinary team?-」 島根大学医学部附属病院 チャイルド・ライフ・スペシャリスト 黒﨑 あかね 氏 講演②「『つなぐ』を大切にがん相談員が日々行っていること」 島根大学医学部附属病院 認定がん専門相談員/医療ソーシャルワーカー 槇原 貴子 氏 ディスカッション:遺伝・ゲノム医療部門との連携について 「子どもの発達やストレスへの対処に関する専門知識を持ち、子どもと家族が困難な出来事に直面した時にそれを乗り越えるための支援をする専門家であるCLS(チャイルド・ライフ・スペシャリスト)」と、「がんに関するさまざまな疑問や悩みごとの相談を受けるがん専門相談員」の講演、および遺伝・ゲノム医療部門との連携についてのディスカッションにより、各職種の専門性と多職種連携について学び、質の高い遺伝性腫瘍医療の提供につなげました。 添付ファイル(ダウンロードしてご確認ください) 遺伝・ゲノム医療も多職種連携がとても大事 ~CLS・がん相談員に聴く!!~
遺伝性のがん「リンチ症候群」を知っていますか? 日時 2025年1月26日(日)14:00~16:00 場所 島根大学医学部附属病院 ゼブラ棟2階 だんだん ※ハイブリッド形式 参加者 128名 内容 講演①「リンチ症候群の基礎知識」 広島大学病院 ゲノム医療センター・遺伝子診療科 教授 檜井 孝夫 先生 講演②「リンチ症候群と診断されたら」 香川大学 ゲノム医科学・遺伝医学 教授 隈元 謙介 先生 講演③「医療者に伝えたいこと」 リンチ症候群患者家族会『ひまわりの会』 代表 柴田 良子 氏 ディスカッション他 遺伝性腫瘍の1つ「リンチ症候群」は複数の臓器にがんを発症するリスクがあり、医療者がリンチ症候群を正しく理解することは、がんの早期発見や治療法の選択肢の拡大につながります。リンチ症候群について理解するとともに、遺伝性腫瘍当事者の方に対する長期的フォローアップを目指し、患者さんやご家族を支援する際の課題についてディスカッションを行いました。 ※日本遺伝カウンセリング学会 中国・四国地域活性化委員会 共催 添付ファイル(ダウンロードしてご確認ください) 遺伝性のがん「リンチ症候群」を知っていますか?
「遺伝医療の世界へようこそVol.2 ~症例を通して一緒に考える~」 日時 2025年1月26日(日)10:30~12:00 場所 島根大学医学部附属病院 ゼブラ棟2階 だんだん ※ハイブリッド形式 参加者 38名 内容 倫理的問題や対応が困難な症例(模擬事例)のジレンマセッションを通し、遺伝医療従事者の学びを深め、また、遺伝医療初学者は遺伝医療に携わる各職種(臨床遺伝専門医、認定遺伝カウンセラー)の役割ややりがいについて知識を深めました。 ※さんいん遺伝医療ネットワーク 共催 添付ファイル(ダウンロードしてご確認ください) 遺伝医療の世界へようこそvol.2 ~症例を通して一緒に考える~